涙活で内側から美人に! 涙と一緒に毒を出そう!

近ごろ雑誌やネットなどでもたびたび話題になっている「涙活(るいかつ)」をご存知ですか? 映画や小説、音楽などを聴いて能動的に涙を流し、心のデトックスを図る活動のことで、SNSをはじめとしたネット上ではこの活動を促進する「1分間で泣ける動画」や「心が震えるストーリー」などのまとめサイトが紹介されています。そこで今回は、涙活の効果とその方法について、詳しくご案内していきます。

今話題の「涙活」ってなに?

ストレス解消の方法としてここ数年注目されている「涙活」。映画や小説、音楽などを利用して、自分から積極的に「泣く」ということをする活動のことで、心のデトックスに効果的と多くの雑誌やネットなどで紹介されています。

私たちの涙には、ドライアイなどを防ぐ「基礎分泌による涙」、タマネギを切ったときや目にゴミが混入したときなどに流れる「刺激による涙」、悲しいときや嬉しいときに流れる「感情による涙」という3種類の涙があるといわれています。

涙活によって心のデトックスを図る場合には、基礎分泌による涙や刺激による涙では意味がありません。悲しい、嬉しい、感動といった「感情の涙」が流れたときにのみ、涙活の効果が表れるのです。

涙活の効果は?

では、なぜ「感情の涙」を流すことで、ストレス解消や心のデトックスが可能になるのでしょうか。実は、感動や悲しみ、喜びなどによって流れる「感情の涙」には、ストレスに打ち勝とうとする「抗ストレスホルモン」が含まれているのです。つまり、私たちは感情の涙を流すことで、同時にストレスを体外へ排出していることになります。

また、感情の涙は、私たちの副交感神経スイッチをオンにしてくれるため、ストレスを感じて緊張状態だった脳が、リラックスした状態へと切り替わるそうです。たくさん泣いたあとに、なんとなく心がスッキリするのは、泣くことでストレスを解消し、副交感神経によって脳がリラックスした状態になるからだといえるでしょう。

すぐに涙を流すにはどうしたらよい?

涙活ビギナーは、まずは映画を利用して泣いてみてはいかがでしょうか? 思いっきり泣けるおすすめの映画をご紹介します。

きみに読む物語(ニック・カサヴェテス監督/2004年)

身分の違う男女の恋愛という一見ありふれたストーリーですが、10代から80代という生涯をかけた恋愛を壮大なスケールで描いているのが秀逸です。初恋のせつなさや、一人の女性をずっと想い続ける主人公の姿に、心が震える作品です。

きっと、星のせいじゃない。(ジョシュ・ブーン監督/2014年)

がん患者の会で出会った2人が恋に落ち、憧れの作家に会うためにオランダへと旅する姿を追った、青春ロマンス。がんに苦しむ姿ではなく、限られた時間のなかでひたむきに精一杯人生を楽しもうとするヒロインの姿に嗚咽が止まらない人が続出しました。

私の頭の中の消しゴム(イ・ジェハン監督/2004)

確実に泣きたいならこの映画。若年性アルツハイマーによって徐々に記憶を失っていくヒロインと、彼女をただまっすぐな気持ちで受け止め続ける夫との不滅の愛を描いた純愛物語。ロマンチックでせつないセリフがたくさんちりばめられていて、何度観ても泣いてしまうはず。

仕事にプライベートに何かと忙しい女性こそ、「涙活」を実践してカラダの内側にたまった毒をしっかりと出していきましょう!

関連記事

  1. ダイエット中でもがっつり食べれる、簡単ヘルシーレシピで女子力アップ!

  2. レモンの驚くべき美容・健康・ダイエット効果

  3. 【処方箋】女性を悩ませる冷え性の改善方法

  4. ストレスを解消するオキシトシンとセロトニンの話

  5. 【必見】ヨガで手に入れる健康ライフ!